たかはしれいの哲学

刻一刻と過ぎる毎日で、考えたことを綴ります

嫌なやつかもしれないが、彼氏に歯列矯正をしてほしい

 

とても大切な彼氏がいる。

ありのままを全て受け入れられるのが、愛することができるのが1番なのはわかっている。

けれど、わたしはとても、彼に歯列矯正をしてほしい。

歯列矯正には痛みを伴うことも承知しているし、金銭的負荷もかなり大きい。

それでも、どうしても、歯列矯正をしてほしいのだ。

 

ありがたいことにわたし自身は歯列矯正をしなくとも歯並びは良い方である。

ただ、幼少期に姉が矯正をしていたという経験から、「歯並びは悪かったら直すもの」という考えが根付いてしまっているのだと思う。

恵まれた環境だったのは重々理解しているが、正直なところ彼の歯並びがとても気になるし、清潔感が無いと思ってしまう。

 

歯の印象で人はとても変わる。

欧米では「歯列矯正するのが当たり前」という社会環境になっているというのも有名である。

彼のことが大好きだからこそ、第一印象でマイナスになる点を解消して欲しいと思ってしまう。

ただ、現時点(彼もわたしもアラサー)で歯列矯正をしていない時点で、彼は歯並びを気にしていない可能性は大きい。

彼がマイナスに感じていないことに対して、彼女のわたしがマイナスだという考えを押し付けて良いのだろうかという気持ちも頭をよぎるのだ。わたしは彼を傷つけたいわけではない。

 

それでもわたしの気持ちは変わらないため、友人にどうやって伝えたら良いか相談してみたところ、「一重の人に、二重整形整形したらって言っているようなもんだよ」と言われてしまった。

やはり、容姿に対しての指摘は、そのように捉えられてしまうのだろうか。

(わたし個人的には彼レベルの歯並びは矯正するのが人生において絶対条件のため、二重整形のような必要条件ではない)

ここまで彼の容姿に対して思うことがあるのは、ひどい彼女なのだろうか。

 

思いやりがない人だと感じるかもしれないが、そもそもどうして容姿に対しての考えを口に出すのはタブーといった風潮があるのかわからない。

もちろん相手に伝えるのは伝え方もあるし、伝えて良いことなのか考える必要がある。

ここまで思っていても、わたしは彼に矯正してほしいと伝えるか迷っている。傷つける可能性があるからだ。

しかし、自分はこういう価値観である、と会話で言うのもNGなのは何故だろうか。

優しい人が好き、賢い人が好き、と内面の好みは好き勝手言うのに、可愛い人が好き、かっこいい人が好き、歯並びが気になる、二重じゃないと嫌…etc.と容姿の話になると話したこっちが嫌なやつみたいな空気になる。

みんな、口に出さなくとも、人によってレベルは違えど、容姿に対しての足切はしているのに。

 

かなり話が逸れてしまったが、わたしは彼氏に金銭的支援を頭に入れているくらいには歯列矯正をしてほしい。

ただ、そんな考えになってしまう自分にも、ありのままの彼を受け入れられないことにも、とても嫌気がさしてしまうのだ。